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12月20日-04号

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  1. 豊橋市議会 1999-12-20
    12月20日-04号


    取得元: 豊橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成11年 12月 定例会議事日程 (第4号)                        平成11年12月20日 午後1時開議第1 議案第101号 平成11年度豊橋市一般会計補正予算(第6号)第2 議案第102号 平成11年度豊橋市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)第3 議案第103号 平成11年度豊橋市地域下水道事業特別会計補正予算(第4号)第4 議案第104号 平成11年度豊橋市下水道事業会計補正予算(第3号)第5 議案第105号 平成10年度豊橋市一般会計歳入歳出決算認定について第6 議案第106号 平成10年度豊橋市競輪事業特別会計歳入歳出決算認定について第7 議案第107号 平成10年度豊橋市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について第8 議案第108号 平成10年度豊橋市農業共済事業特別会計歳入歳出決算認定について第9 議案第109号 平成10年度豊橋市総合動植物公園事業特別会計歳入歳出決算認定について第10 議案第110号 平成10年度豊橋市公共駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について第11 議案第111号 平成10年度豊橋市地域下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第12 議案第112号 平成10年度豊橋市老人保健特別会計歳入歳出決算認定について第13 議案第113号 平成10年度豊橋市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第14 議案第114号 豊橋市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について第15 議案第115号 豊橋市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について第16 議案第116号 豊橋市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例について第17 議案第117号 豊橋市常勤の監査委員の給与に関する条例の一部を改正する条例について第18 議案第118号 豊橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について第19 議案第119号 豊橋市吏員退隠料退職給与金遺族扶助料条例及び豊橋市職員共済組合条例の一部を改正する条例について第20 議案第120号 豊橋市市税条例の一部を改正する条例について第21 議案第121号 豊橋市立学校設置条例等の一部を改正する条例について第22 議案第122号 豊橋市公民館設置及び管理に関する条例及び豊橋市民館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第23 議案第123号 豊橋市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について第24 議案第124号 豊橋市農業委員会の組織に関する条例の一部を改正する条例について第25 議案第125号 豊橋市漁港管理条例について第26 議案第126号 豊橋市道路占用料条例の一部を改正する条例について第27 議案第127号 過料の改定に関する条例について第28 議案第128号 豊橋市河川占用料等徴収条例について第29 議案第129号 豊橋市海岸占用料等徴収条例について第30 議案第130号 豊橋市開発審査会条例について第31 議案第131号 豊橋市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について第32 議案第132号 豊橋市営住宅条例の一部を改正する条例について第33 議案第133号 豊橋渥美都市計画事業豊橋前田南土地区画整理事業施行に関する条例及び豊橋渥美都市計画事業豊橋牟呂土地区画整理事業施行に関する条例の一部を改正する条例について第34 議案第134号 豊橋市屋外広告物条例の一部を改正する条例について第35 議案第135号 豊橋市下水道条例の一部を改正する条例について第36 議案第136号 豊橋市地域下水道建設事業分担金徴収条例の一部を改正する条例について第37 議案第137号 豊橋市地域下水道条例の一部を改正する条例について第38 議案第138号 豊橋市防災会議条例の一部を改正する条例について第39 議案第139号 豊橋市水防協議会条例を廃止する条例について第40 議案第140号 字の区域の設定について           (杉山町字いずみが丘)第41 議案第141号 工事請負契約締結について           (公会堂改修工事)第42 議案第142号 姉妹都市の提携について           (アメリカ合衆国トリード市)第43 承認第3号 専決処分の承認について           (平成11年度豊橋市一般会計補正予算(第4号))第44 承認第4号 専決処分の承認について           (平成11年度豊橋市地域下水道事業特別会計補正予算(第3号))第45 承認第5号 専決処分の承認について           (平成l1年度豊橋市一般会計補正予算(第5号))第46 承認第6号 専決処分の承認について           (和解について)第47 11請願第4号 放課後児童健全育成事業の充実に関する請願第48 11請願第5号 国立豊橋病院国立療養所豊橋東病院統合後に建設される新病院に「精神科病棟」等を設置することに関する請願第49 議案第143号 公平委員会委員の選任について第50 豊橋市選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙第51 報告第13号 平成10年度豊橋市一般会計継続費精算報告書について第52 報告第14号 平成10年度豊橋市土地開発基金運用状況について第53 報告第15号 平成10年度豊橋市国民年金印紙取扱基金運用状況について第54 報告第16号 専決処分の報告について          (損害賠償の和解及び額の決定について)本日の会議に付した事件1 日程第1.議案第101号 平成11年度豊橋市一般会計補正予算(第6号)から日程第54.報告第16号 専決処分の報告について(損害賠償の和解及び額の決定について)までの54件2 議案会第18号 新国立病院に「精神科病棟」「外来診療部門」「結核病棟」及び「一般診療科目」の充実を図り、その早期建設を求める意見書3 議案会第19号 介護保険制度の充実に関する意見書4 議案会第20号 年金制度の充実を求める意見書出席議員 40人    1番  丹羽洋章             2番  佐藤多一    3番  田中敏一             4番  近田明久    5番  尾崎義明             6番  朝蔭芳治    7番  鈴木義則             8番  宮澤佐知子    9番  牧野英敏             10番  梅村直子    11番  藤原孝夫             12番  岩瀬 篤    13番  大橋正幸             14番  大沢初男    15番  石倉健治             16番  岩見征生    17番  村松千春             18番  岡本 泰    19番  渡辺則子             20番  高柳大太郎    21番  牧野鉄人             22番  野末義正    23番  鈴木道夫             24番  市川健吾    25番  北西義男             26番  山岡弘幸    27番  伊藤秋男             28番  小田鍵三    29番  伊達 勲             30番  鈴木雅博    31番  清水ひろひさ             32番  原 基修    33番  夏目忠男             34番  石黒 巌    35番  水鳥辰朗             36番  小山晃一郎    37番  伊藤秀昭             38番  菊池喜代子    39番  草野年彦             40番  鈴木清博欠席議員 なし説明のため出席した者    市長     早川 勝         助役     小出正司    助役     寺本和子         収入役    坂部道夫    総務部長   佐野昌宏         財務部長   平松裕史    財務部次長  土屋芳信         企画部長   大羽和雄    企画部次長  久保田昌司        文化市民部長 倉地広定    福祉保健部長 田嶌紀六         福祉事務所長 内藤公久    保健所長   服部 悟         環境部長   古関保治    商工部長   加藤潤二         農政部長   小野栄二    土木部長   小林正己         建築部長   河井幸稔                        市民病院    都市計画部長 豊田修之                服部 達                        事務局長    水道局長   杉浦正明         下水道局長  中村昭一    消防長    佐野阜石         教育長    河合康道    学校教育部長 河合孝之         生涯学習部長 榎島宗次    監査委員   渡辺保之         監査委員   橋本好秋    監査委員   村松千春         監査委員   野末義正    監査委員           山田昌弌         行政監    市川勝太郎    事務局長    財政監    加藤紀之職務のため出席した者    事務局長   森嶋茂信         議事課長  四宮正恒    庶務課長   山内充弘         議事課主幹 夏目好章    議事課長補佐 塚田晴由         議事係長  黒野 久    調査係長   寺山泰博     午後1時開議 ○夏目忠男議長 ただいまから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 日程に入る前に御報告をいたします。福祉教育建設消防及び総務委員会委員長から、去る12月8日の本会議において各委員会に送付いたしました陳情については、当局において慎重に検討し処置されるよう要望することに決定した旨、報告がございました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これより日程に入ります。 日程第1.議案第101号平成11年度豊橋市一般会計補正予算から、日程第48.11請願第5号国立豊橋病院国立療養所豊橋東病院統合後に建設される新病院に「精神科病棟」等を設置することに関する請願までの48件を一括議題といたします。 先に審査を付託いたしました各委員会委員長の報告を求めます。初めに、福祉教育委員会委員長鈴木道夫議員。    〔鈴木道夫福祉教育委員長登壇〕 ◆鈴木道夫福祉教育委員長 本委員会に付託されました議案2件、請願2件につきましては、去る12月9日に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。 初めに、議案第121号豊橋市立学校設置条例等の一部を改正する条例について及び議案第122号豊橋市公民館設置及び管理に関する条例及び豊橋市民館設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、それぞれ当局から説明を求め、審査いたしました結果、両案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、11請願第4号放課後児童健全育成事業の充実に関する請願については、直ちに討論に入り、近田明久委員から、『自由民主党清志会を代表して、趣旨採択の立場で討論する。 児童クラブは、平成10年の児童福祉法の改正により「放課後児童健全育成事業」として明確に位置付けられ、その普及を図ることとされている。 本市でも従来から地域のニーズを把握する中で、総合的な判断の上で子育てと就業支援、児童健全育成の観点から児童クラブの育成、充実に努められており、助成などで運営についても一定の改善が図られているところである。 従って、本請願は理解できるものの、指導員の複数体制や加配、高学年児童への補助など各論においては直ちに実現するには難しい内容が含まれており、すべてに賛意を表すことはできない。 以上の理由から、本請願については趣旨採択すべきものと考える。』旨の意見表明がなされ、次に、梅村直子委員から、『本請願について、採択の立場から意見を述べる。 今、わが国は、少子化、共働き家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の低下など児童と家庭を取り巻く環境が大きく変化している。 このような中で児童クラブは、 '97年児童福祉法に位置付く事業として法制化され、 '98年4月から放課後児童健全育成事業として施行された。 更に、昨年の12月に総理大臣が招集した「少子化を考える有識者会議」が「提言」を発表した。その提言の中で「需要の多いサービスの整備」として学童保育も取り上げられ、次の点が「早急に検討・実施すべきもの」とされた。 1、放課後児童クラブの対象年齢の拡大、事業実施時間・期間の拡充、実施箇所の増、生活空間の改善、指導員に係る資格制度の創設など昼間保護者のいない家庭の小学生に対する支援の充実 2、放課後児童クラブと学校の連携の推進 3、保育所、放課後児童クラブ等における障害児への対応の推進 これらの事項は今回提出されている請願の内容そのものである。 本当に少子化対策が重要課題だとするならば、どういう児童クラブが働く親の願いにこたえるものなのか、親や指導員の要望を聞き、それを保障するための自治体としての責任を果たし、条件整備を行うことこそが必要である。 以上のことから本請願項目は十分理解でき、採択すべきものと考える。』旨の討論がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。本請願は、起立採決の結果、趣旨採択すべきものと決定しました。 次に、11請願第5号国立豊橋病院国立療養所豊橋東病院統合後に建設される新病院に「精神科病棟」等を設置することに関する請願については、現況等に関する発言がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。本請願は全員異議なく採択すべきものと決定しました。 以上、御報告といたします。 ○夏目忠男議長 次に、建設消防委員会委員長岩見征生議員。    〔岩見征生建設消防委員長登壇〕 ◆岩見征生建設消防委員長 本委員会に付託されました議案14件及び承認2件につきましては、去る12月9日に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。 初めに、議案第103号平成11年度豊橋市地域下水道事業特別会計補正予算、議案第104号平成11年度豊橋市下水道事業会計補正予算、議案第135号豊橋市下水道条例の一部を改正する条例について、議案第136号豊橋市地域下水道建設事業分担金徴収条例の一部を改正する条例について、議案第137号豊橋市地域下水道条例の一部を改正する条例について及び承認第4号専決処分の承認についての以上6件について、当局から説明を求めた後、質疑に入りました。では、その主たる質疑を申し上げます。 初めに、議案第103号及び137号に関し、『地域下水道の使用料を従量制に改めることについて、どのような方法で、またいつごろ、その周知を図るのか。』との質疑がありました。これに対して、『従量制移行のお知らせを、地域下水道を使用している全世帯に配布する予定である。また、時期としてはできるだけ早く、年内には郵送するように考えている。』との答弁がなされました。 次に、『地域下水道を使用している地域での説明会の中で出された意見・要望はどのようなものであったか。また、そのことを今回の改正の中にどのように生かしてきたか。』との質疑がありました。これに対し、『節水及び使用水量の差が使用料に反映される従量制にすべきであるという意見や、定額制から従量制に改めるに際しての移行措置を求める要望や、施設の改築に要する地元負担への心配などの声があった。また、これらの要望については、重量制に改めるのに際して移行措置を設け、改築に要する分担金を廃止する。』との答弁がなされました。 続いて討論に入り、高柳大太郎委員から、『議案第137号について賛成である。 地域下水道事業公共下水道事業と同様に、環境保全、快適な生活を確保する上で必要な事業である。提案されている戸割制から従量制への移行であるが、これまで建設時あるいは改築時の分担金など、公共下水道事業と比較しても大きな負担であった。また、戸割制であったから使用料についても不公平感があり、いずれも過大な負担の改善、あるいは公平性の意見が寄せられていた。 今回の改正は、経過措置も含めてそうしたことへの対応となるものであり、将来における同様の事業の推進にも貢献するものと理解をした。 なお、移行した下水道料金体系は、改善の余地があることは申し上げておきたい。』旨の意見が表明されました。 では、採決の結果を申し上げます。議案第103号、104号及び135号から137号までの以上5議案は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。 また、承認第4号は、全員異議なく承認すべきものと決定しました。 次に、議案第126号豊橋市道路占用料条例の一部を改正する条例について、議案第130号豊橋市開発審査会条例について、議案第131号豊橋市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、議案第138号豊橋市防災会議条例の一部を改正する条例について、議案第139号豊橋市水防協議会条例を廃止する条例について及び承認第6号専決処分の承認についての以上6件について、当局から説明を求めた後、質疑に入りました。 初めに、議案第130号に関し、『開発審査会の設置に伴う主なメリットと、過去に審査会に諮った案件の内容について』質疑がありました。これに対して、『従来は愛知県開発審査会において審査されてきたが、本市にこの審査会を設けることにより、審議の迅速化を図ることができ、また、案件によっては随時開催することもできる。そして、地域性に適した審議ができるメリットがある。 また、諮問案件の主な内容は、いずれも市街化調整区域内における施設であり、先端技術工業の立地、指定既存集落内の工場等の建設、宅地分譲、老人保健施設農業協同組合の施設などである。』との答弁がなされました。 次に、『審査会の設置について、本年4月中核市に移行する時点での権限移譲の中には含まれていなかったのか。また、委員の数を5人とした理由、見通しとしてどれぐらいの開催回数をみているのか、そして、今後の運営についての具体的中身・方向性について』質疑がありました。これに対して、『審査会の設置については、今年7月16日に公布された地方分権一括法に基づいて、県から中核市に移行させることとなった。従って、本市が中核市になった時点では移譲されていなかった。 委員の数を5人とした理由については、地方分権一括法の施行に伴い、委員の数が従来の「7人」から「5人または7人」と改正された背景を考慮し、また地域の実情に精通した方を委員にお願いしようと考えていることから、5人の審議で可能かと考えている。 開催回数の見込みについては、現在、県の開発審査会は年8回定期的に開催されている。本市が設置すると随時開催できるため、回数については若干増えるのではないかと思っている。 運営については、今後、運営規定及び取扱基準を決めることになっている。また、審査する中身としは、開発許可等の処分に関する不服申立て審査請求に対する裁決、市街化調整区域内の大規模な開発の諮問に対する審議、及び市街化調整区域内における開発許可または建築許可に関する諮問についての審議などである。また、今後の方向性については、地域の特性が生かせるよう審査会に諮り決定していきたいと思っている。』との答弁がなされました。 では、裁決の結果を申し上げます。議案第126号、130号、131号、138号及び139号の以上5議案は、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。 また、承認第6号は全員異議なく承認すべきものと決定しました。 次に、議案第128号豊橋市河川占用料等徴収条例について、議案第132号豊橋市営住宅条例の一部を改正する条例について、議案第133号豊橋渥美都市計画事業豊橋前田南土地区画整理事業施行に関する条例及び豊橋渥美都市計画事業豊橋牟呂土地区画整理事業施行に関する条例の一部を改正する条例について、及び議案第134号豊橋市屋外広告物条例の一部を改正する条例についての以上4件について、当局から説明を求めた後、質疑に入りました。 初めに、議案第128号に関して、『市が管理する準用河川以外の河川・水路についてはどのように管理しているのか。また、準用河川とその他の河川では占用料が違うのか。 附則にある平成12年4月1日以降も継続して使用する場合の占用料の算出についての「従前の例」とはどのようなことか。』との質疑がありました。これに対して、『普通河川・水路については、既に条例化をして管理している。また、占用料については、準用河川でも普通河川・水路でもすべて同じ方法で徴収している。 「従前の例」については、平成10年度に河川管理規則占用料算出基礎が改正されたことに伴い占用料の負担軽減措置がとられているが、本条例においてもこれを踏襲するというものである。』との答弁がなされました。 次に、議案第133号に関して、『区画整理事業の清算金の利子を6%から3%に引き下げるが、もう少し下げることについて検討したのか。』との質疑がありました。これに対して、『財政投融資、住宅金融公庫、市中の金融機関の金利を基準として、徴収者への配慮なども行った上で、3%が適当であると判断した。』との答弁がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。各案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上、御報告といたします。 ○夏目忠男議長 次に、環境経済委員会委員長藤原孝夫議員。    〔藤原孝夫環境経済委員長登壇〕 ◆藤原孝夫環境経済委員長 本委員会に付託されました議案5件につきましては、去る12月10日に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。 初めに、議案第102号平成11年度豊橋市農業共済事業特別会計補正予算について、当局から説明を求めた後、質疑が交わされました。では、その主たる質疑を申し上げます。・柿の凍霜害による被害状況の損害評価の手順について・霜以外の対象となる災害についての質疑に対して当局の答弁がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第123号豊橋市廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例について、当局から説明を求めた後、質疑が交わされました。では、その主たる質疑を申し上げます。 産業廃棄物の市の最終処分場投入中止に伴い、前納された処分費用の還付期間とそれを越えた場合の対応についての質疑に対して、当局の答弁がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第124号豊橋市農業委員会の組織に関する条例の一部を改正する条例について、議案第125号豊橋市漁港管理条例について及び議案第129号豊橋市海岸占用料等徴収条例についてを一括上程し、当局から説明を求めた後、質疑が交わされました。では、その主たる質疑を申し上げます。・漁港施設に該当する施設の内容について・漁港と海岸における占用料徴収の位置付けについて・漁港占用許可期間1月以内の意味とその更新について・漁港占用料の長期未納への対応について・漁港占用許可を越えて放置された場合の過料について・漁港占用料を納めない場合の延滞金が明記されていないことについて・漁港管理維持運営計画の中身について・海岸占用料に規定される範囲及びそれ以外の扱いについて・土砂採取料の徴収に関する事項の中身についてそれぞれの質疑について当局の答弁がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。各案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告といたします。 ○夏目忠男議長 次に、総務委員会委員長小田鍵三議員。     〔小田鍵三総務委員長登壇〕 ◆小田鍵三総務委員長 本委員会に付託されました議案11件につきましては、12月10日委員会を開催し、審査を終了しましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。 初めに、議案第114号豊橋市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてから、議案第119号豊橋市吏員退隠料退職給与金遺族扶助料条例及び豊橋市職員共済組合条例の一部を改正する条例についてまでの以上6件について、当局から説明を求め審査いたしました結果、各案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第120号豊橋市市税条例の一部を改正する条例について、議案第127号過料の改定に関する条例について及び議案第140号字の区域の設定についての以上3件について、当局から説明を求めた後、質疑に入りました。では、その主たる質疑を申し上げます。 『議案第140号字の区域の設定について、今回、杉山町の住宅開発行為に伴って完成後の字名を「いずみが丘」とした理由及び名称の決定に対する基準について』質疑があり、これに対して『開発区域内に下泉、隣接地には泉といった字名があり、またこの付近全体の通称名が泉向山と言われていることや、この地域のシンボルである弁天池からわき水が出ており、泉をイメージすること。更に、今回の開発により一つの丘(団地)が形成されることから「いずみが丘」という名称となった。 基準としては、他の町名と紛らわしい表示にならないことや、歴史的に由緒あるものについても検討材料とし、親しみやすいことや語調のよいもの、また飛地や飛字にならないようにも注意をしている。更に、区画の境界を道路や水路で引くように十分注意をしながら地元の理解を得る中で変更している。 今回は新町名ではなく、あくまでも新字名であり、地元住民と転入する住民との触れ合い、豊かな地域という中で、地元の意見を聞きながら地元中心に決定したものである。』との答弁がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。各案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第141号工事請負契約締結について当局から説明を求めた後、質疑に入りました。では、その主たる質疑を申し上げます。『今回の工事請負契約は、2か年事業で公会堂を建設当時の姿に復元するものであるが、応札業者の選定経緯及び市内業者に限定した理由について、また、公会堂は昨年9月に登録文化財として登録されたが、今回の改修工事が登録文化財としての価値に支障を来さないか。』との質疑があり、これに対して、『業者選定に当たっては、本年度の全体工事量を見る中で工事の額、規模、また現在の社会情勢などを勘案して、建設工事指名審査会で協議検討した結果、市内に本店を置く建築一式工事、等級A格付け業者としたものである。基本的には透明性、公平性、そして効率性を考えなければならないが、最近の景気低迷や地域の実情も考慮し、今回の公会堂改修工事については市内業者でも十分対応でき、しかも24社が資格を持つなど多くの対象業者があることから市内業者に限定したものである。 また、今回の改修は建設当時の姿に復元し、希少な建造物である公会堂を後世に継承、保存していくためのものであり、何ら支障となるものではない。』との答弁がなされました。 次に、『内部改修工事の舞台幕、カーテン取替え工事を分離分割発注せずに一括発注した理由について、また、電気工事、空調工事などについては今回入っていないが、それらの発注方法についてはどのように考えているのか。』との質疑があり、これに対して、『建築工事については総合的な企画、調整のもとに複数の専門工事を有機的に組み合わせ建築物をつくるものであり、個々の専門工事として施工することが困難である場合は一括発注している。今回の内部改修工事は、天井、壁、床の改修であるが、クロス、カーテンなどのインテリア工事なども含まれており、工事の複雑性から見て総合的な企画、調整を必要とするため一括発注したものである。 基本的には、できるだけ機会を与えるため分離分割発注ができるものは分離分割発注していきたいと考えているが、基準についても一度見直しを検討したいと考えている。 また、電気工事、空調工事、給排水工事、ガス工事については別途で発注するものであり、建築工事とは別途となる。』との答弁がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第142号姉妹都市提携について当局から説明を求めた後、質疑に入りました。では、その主たる質疑を申し上げます。 『トリード市についての認識と姉妹都市提携によるメリット及び提携後の交流活動について』質疑があり、これに対して、『トリード市については、人口規模、面積、国際貿易港や自動車関連企業、農業あるいは緑のまち、動物園や美術館、大学など本市と非常に類似しており、これらの共通性はトリード市民にとっても、豊橋市民にとっても非常に親近感を与えるものと感じている。 また、トリード市は現在4都市と姉妹都市提携を結んでおり、特に友好提携を結んだ都市の子供たちが一堂に集まるインターナショナルユースアカデミーも開催されており、本市の子供たちが参加すれば多くの都市の子供たちと一気に交流が図られるなど、文化、教育、経済等幅広い交流による国際化の推進が図られると考えている。こうした交流活動が都市の活性化をもたらし、市民福祉の向上にもつながり、自治体のみならず両都市の学校や諸団体、経済における交流や工業、農業などの技術交流等幅広い分野での交流が可能となり、パートナーとしては最適な都市と考えている。 また、提携までの間は行政が環境づくりとして介在することが必要であると考えるが、平成7年から豊橋国際交流協会が核となり市民レベルでの友好交流を続けており、こうした民間の活力や自由な発想、あるいは活性化などの交流の広がりを考えたときに、民間主導の交流が望ましいと考え、それぞれの国際交流協会同士が交流を推進していく旨の確認を行っている。』との答弁がなされました。 次に、『姉妹都市提携の時期、場所、調印方法について、現時点で具体的なことがわかれば聞きたい』との質疑があり、これに対して、『本市の意向としては、できれば季節のいい4月を希望し、調印の場所についても豊橋市で行いたいと伝えてあるが、この提案に対する返事はまだ来ていない。国際交流というのは双方が理解し合わなければならないことから、現在は投げ掛けの段階である。早い時期に一定の時期、場所が明らかになるよう努力していきたい。具体的な例として、4月29日の緑の日などイベントに合わせてできるようなことがあればいいと考えているが、相手方の都合もあるため現段階では確定的な話は言えない。』との答弁がありました。 続いて討論に入り、伊達 勲委員から、『議案に対する態度は賛成である。以下その理由述べる。 今日、世界中の人々は核兵器の恐怖から解き放たれ、再び戦争と紛争によって人の命が奪われない社会、平和で差別のない豊かな生活ができる国際社会を、ともに手を取り合いながら実現されることを強く望んでいる。そして、わが国においても国際化が著しく進む中で、地域における国際交流の果たす役割はますます重要になってきていると言える。 このような中、豊橋市においても行政、市民団体などを中心に国際的に教育交流や文化交流など様々な交流が活発に行われてきている。これらの交流活動を有機的に結び付け、より効率的で総合的な国際交流を市民主体で進めていくためには、行政が果たす役割は大変重要である。 このたび、本市が中国南通市に次いでアメリカのトリード市と姉妹都市として交流事業を行うことになれば、市民が国際社会を学び、国際交流活動が一層活発になるきっかけになることが期待される。 そして、トリード市と姉妹都市の提携後の交流は、行政主体の交流ではなく、市民が中心となった交流を行い、豊橋市民とトリード市民がともに協力し合いながら世界平和と人類愛に貢献できるように、末永い姉妹関係を続けられることを期待する。』との意見の発表がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。本案は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告といたします。 ○夏目忠男議長 次に、一般会計予算特別委員会委員長草野年彦議員。  〔草野年彦一般会計予算特別委員長登壇〕 ◆草野年彦一般会計予算特別委員長 本委員会に付託されました議案第101号平成11年度豊橋市一般会計補正予算、承認第3号及び承認第5号の専決処分の承認につきましては、12月13日に委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。 各件につきましては、当局から説明を求め審査をいたしましたが、質疑段階におきまして、・ハノーバー万博出展の目的、概要、経緯及びヴォルフスブルグ市との交流計画について・地方バス路線維持費補助金の対象路線と効果について・電線共同溝設置に伴う移設補償費の内容について・松葉パーク駐車場の事業内容と補助の考え方及び民間駐車場整備計画の見直しの考え方について・杉山多目的広場と開発行為者(土地開発公社)との関係について・文化協会の財団化と今回の基金積立てについて・東観音寺の修繕内容と国・県補助内容及び市内にある文化財の防火対策について・竜巻の災害復旧時に携わった市民に対する謝意の姿勢についてなどの質疑応答が交わされました。 では、採決の結果を申し上げます。 初めに、議案第101号につきましては、全員異議なく可決すべきものと決定しました。 次に、承認第3号及び承認第5号につきましては、全員異議なく承認すべきものと決定しました。 以上、御報告といたします。 ○夏目忠男議長 次に、決算特別委員会委員長岩瀬篤議員。    〔岩瀬 篤決算特別委員長登壇〕 ◆岩瀬篤決算特別委員長 本委員会に付託されました議案第105号平成10年度豊橋市一般会計歳入歳出決算認定についてから、議案第113号平成10年度豊橋市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの以上9議案につきましては、12月14日及び15日の両日にわたり委員会を開催し、審査を終了いたしましたので、その審査経過の概要及び結果を御報告申し上げます。 まず、14日の委員会におきましては、議案第105号平成10年度豊橋市一般会計歳入歳出決算認定についてを上程し、初めに、歳出第1款から第4款まで、そして、第5款から第8款までについてそれぞれ当局から説明を受けた後、質疑応答が交わされました。 次に、翌15日の委員会におきましては、前日に引き続き、第5款から第8款までの質疑応答が交わされ、続いて、第9款から第14款まで、そして歳入全款についてそれぞれ当局から説明を受けた後、質疑応答が交わされました。 次に、議案第106号平成10年度豊橋市競輪事業特別会計歳入歳出決算認定についてから、議案第113号平成10年度豊橋市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの以上8件を一括上程し、当局の説明を省略し、質疑応答が交わされました。 そして、質疑終結後、全議案を一括して討論に入り、賛否意見の表明がなされました。 では、採決の結果を申し上げます。 初めに、議案第105号から議案第107号までの以上3件につきましては、起立採決の結果、起立多数により認定すべきものと決定しました。 次に、議案第108号から議案第113号までの以上6件につきましては、全員異議なく認定すべきものと決定しました。 以上、御報告といたします。 ○夏目忠男議長 ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので発言を許します。初めに、伊達 勲議員。      〔伊達 勲議員登壇〕 ◆伊達勲議員 私は、日本共産党豊橋市議団を代表し、ただいま議題となっています諸議案について討論を行います。 最初に、議案第101号平成11年度豊橋市一般会計補正予算についてであります。議案に対する態度は賛成であります。以下、その理由を述べさせていただきます。 今回の補正予算中、地方バス路線維持費補助金の支出は、市民の足を守るためにどうしても必要なことであります。しかし、今後においては乗客を増やし、赤字路線を少なくする方策の一つとして、福祉施策としての方向性の定期券補助や高齢者への無料パス発行などでバス料金軽減に努め、乗客を増やすことも検討すべきであります。 また、国の重要文化財指定である東観音寺の多宝塔の屋根修理及び放水銃の設置は、国民のかけがえのない文化遺産を守り、後世に引き継いでいくためには必要なことであります。修理等に当たっては、所有者へ負担をかけないようにしなければなりません。愛知県が行政改革の名の下で補助金をカットしてきたことは許すことはできませんが、このカット分を所有者に負担させることなく、本市が補てんすべきであると思います。今後において一考を期待いたします。 次に、ドイツ・ハノーバー万博ヴォルフスブルグ会場への出展に要する負担金であります。日本共産党は、万国博覧会の意義は認めるとともに、開催についても一般的には否定するものではありません。しかし、開催方法の基準は、自然環境を破壊する開発を行い、莫大な費用をかけた会場建設を行うのではなく、あくまでも住民参加型で、既存施設や様々な跡地を有効利用するなど地域分散方式で行い、簡素で心の通う万博にすべきであると考えています。 この基準に照らしてみたとき、ハノーバー万博は愛知万博と違い、環境と世界の人々の国際的交流を中心とした博覧会が、言葉だけのものでなく実際に行われることを評価し、豊橋市として出展することについては理解いたします。 ほかに松葉パーク駐車場への建設費補助と公園整備についても、市民生活にとって必要であると判断いたします。 以上が補正予算に対する賛成討論であります。 次に、各会計の決算認定についてであります。議案に対する態度は、議案第105号一般会計、議案第106号競輪事業特別会計及び議案第107号国民健康保険事業特別会計の3件の平成10年度における歳入歳出決算については不認定であります。これ以外の6件の特別会計歳入歳出決算は、幾つかの問題点があるものの、おおむね適正に予算執行されていると判断し、認定といたします。以下、不認定とした議案についてのみ、その理由を述べます。 最初に、一般会計についてであります。私は、平成10年度予算案に対する討論の中で、政府は大規模開発と大型公共事業の推進で税金の浪費と環境破壊を続ける一方で、1997年4月に消費税率5%への増税と医療費負担の引上げによって、国民1世帯4人家族で約30万円の負担増をかけてきたこと、このことによって個人消費を冷え込ませ、長引く不況を更に深刻にさせていること、また自治体には補助金カットや負担金の一般財源化によって自治体財政が更に厳しくなる中で、本市の予算編成について次のように指摘いたしました。 第1に、国民と地方自治体に犠牲を押し付ける国の政治に対して厳しく批判するとともに、政治の抜本的転換を求めていくこと、第2に、政府の国民いじめの政治から市民の暮らしを守る防波堤の役割を果たすために、市民生活への負担を軽減すること、第3に、大規模開発や公共事業全般について事業内容、事業規模、事業実施時期、事業主体などについて全面的に見直しを行い、事業の選択と優先順位をつけて行うべきであると指摘し、予算案については具体的項目を挙げ反対するとともに、予算執行においては十分に留意して執行されることを期待したところであります。 しかしながら、平成10年度の予算執行の状況を見ますと、幾つかの点で市民生活と福祉の向上のための施策が取り組まれたものの、根本的な問題については到底認めることができない予算の執行でありました。以下、具体的に指摘いたします。 1、資源化センター焼却炉の更新による熱分解+高温燃焼(溶融)炉建設の契約であります。競争入札をほのめかしながら、また、事故後の廃炉となったドイツ・シーメンス社の同型炉の事故発生で原因究明がされていない中で、株式会社三井造船と随意契約を強行したのは、改めて十分な調査を行い、市民が納得いく炉形式の選定と工事契約を行うべきとの指摘を無視したものであり、このようなやり方での予算執行は到底認めることはできません。 2、政府が消費税率5%への増税や医療費負担の引上げなど国民生活に負担増をもたらしているときには、市民の負担軽減を図るべきにもかかわらず、ホームヘルパー派遣手数料や保育料の保護者負担増につながる区分表の変更、特に市営住宅家賃の大幅値上げにつながる家賃設定方法の変更を行ったことによって滞納者が大幅に増えたことは、入居者の生存権・生活権を奪いかねない重大な問題であります。 3、本市の重要な基幹産業である農業の振興策は、国の農業政策の言いなりの施策であり、このことで農家経営をますます困難にさせてはなりません。10年度のコメの生産調整の状況を見ますと、減反目標を上回って農家に押し付け、その挙げ句に約20%に近い農地が作物がつくられていないという状況であります。しかも、莫大な事業費によって多額な税金と農家負担で土地改良がされた水田にもかかわらず、コメをつくれない水田になったり、荒れ地のまま放置され、その後は農地でなくなるなど、投資が無駄になっていると言わなければなりません。 このような事態をつくり出す生産調整はやめるべきであります。そして、本市独自の農地の利用計画を策定し、国の農業政策に惑わされない本格的な農業振興策を行うべきであります。 4、豊川水源基金負担金及び出捐金の在り方であります。水源対策の基本は、木を育て、森をつくり、守ることによって山の保水力を高め、安定した豊富な水を確保することであります。また、中・下流地域に調整池などをつくることによって水の有効利用を図るべきであります。 ところが、現在行われている水源基金による水源対策は、木を育て、森をつくるために使われているのはわずかであります。主に使われているのは、自然を破壊しながら莫大な事業費をかけてつくるダム建設の側面的援助であります。他の自治体の道路や土地改良、学校のコンピュータ購入など際限のない事業内容と事業費を負担していく在り方は、地方財政法に違反していると思われます。 水源対策の事業内容と事業費負担の限度を明確に設定した基金運用にするべきであります。この基準を明確にしないまま、際限なく使われていることは問題であり、到底認めることはできません。 5、公共事業については、事業の再評価による全面的な見直しを行い、事業の中止や延期など優先順位をつけて取り組むべきであります。ところが、港への産業道路としての性格が強い神野新田町48号線などの幹線道路工事、スポーツ施設計画が確定されないまま進める総合スポーツ公園の整備、住民の納得と理解が不十分なまま進める土地区画整理事業、愛知県住宅供給公社と株式会社総合開発機構による若松東地区と六ツ峰地区の住宅開発への水道工事費の負担の在り方などは、税金の無駄遣いになりかねません。公共事業の全面的な見直しを行い、無駄な事業を見直すべきであるにもかかわらず、そのまま事業執行されたことは問題があると言えます。 なお、審査の中で指摘いたしました地域集会所建設費補助の増額と土地の援助の在り方、自主防災会の活動支援の在り方、知的障害者の小規模作業所設置に伴う行政としての土地と建物の積極的支援、ホームヘルパーやデイサービス、住宅リフォーム事業補助制度などの在宅サービスの充実、平和教育の充実・推進などについては、10年度の事業執行を踏まえて一層充実されることを期待します。 また、物品の単価契約の在り方においては、物品の価格設定と入札方法をより適正な方法で取り組まれることを期待します。 また、平成10年度中に取り組まれた中で、公債の繰上げ償還に着手されたこと、融資制度の改善に努められたこと、ホームヘルパーの早朝・夜間の派遣を実施されたこと、ペットボトルの回収などによるリサイクル活動の促進、登校拒否やいじめ対策で心理カウンセラーと教育相談員の増員・拡大を行い、適応指導教室を増設されたこと、学校施設の修繕や生活道路などの補修・安全対策などに取り組まれてきたことは、市民や関係者の要望から見てまだ不十分とはいえ、評価できるものであります。 次に、議案第106号競輪事業特別会計についてであります。 市民の中には競輪ファンもいるものの、公設・公営のギャンブル事業としての性格があることから、批判や問題視する声があります。健全な市民生活を保障する義務がある自治体の役割と責務から見て、会計決算を認定することはできません。 次に、議案第107号国民健康保険事業特別会計についてであります。 課税額で課税限度額を52万円から53万円への引上げと、所得割額の引上げによって、それまでも高い国保税を更に高くした結果、1万人を超える滞納者をつくり、滞納総額約30億円という多額になっています。そのうち、所得が200万円未満の低所得者の人が60%近くを占めていることは、払いたくても払えないという人をたくさんつくり出したことになります。 政府は、今後の滞納者に対して保険証の発行をストップして、資格証明書の発行を行おうとしています。このままでは国民皆保険制度としての国民健康保険事業は根本から崩れかねません。 市長は、国保事業者としてだれでもが払うことができる国保税にするために努力すべきであったにもかかわらず、増税を行ったことは認めることはできません。よって、不認定といたします。 以上で私の討論といたします。 ○夏目忠男議長 次に、牧野鉄人議員。      〔牧野鉄人議員登壇〕 ◆牧野鉄人議員 私は、自由民主党清志会を代表し、ただいま議題となっております議案第105号平成10年度豊橋市一般会計歳入歳出決算認定についてほか各特別会計決算認定について、いずれも認定の立場で討論いたします。 平成10年度予算は、中核市への移行、福祉、教育、環境、国際交流などを重点施策として編成されたもので、一般会計においては前年度対比2.2%増の予算として編成されました。その後、国の経済対策などによる補正予算の計上により、歳入総額1,072億円余、歳出1,031億6,000万円余となり、翌年度繰越財源13億2,000万円を差し引いた実質収支は27億2,000万円余の黒字決算となっています。 そこで、財政力指数、経常一般財源比率、経常収支比率、公債費比率を見てみますと、公債費比率を除くほかのものの比率は前年度と比較すると低下していますが、財源の健全性については適正な範囲を保っていると言えます。 歳入については、前年度と比較して全体としては増加しているものの、その内容を見ますと、繰入金及び財産収入等の増加はありますが、本市の財源の根幹をなす市税、繰越金等が減少することにより、自主財源の占める割合が低下し、地方交付金や地方交付税、国庫支出金の増加により依存財源が増加する内容になっています。この中で市税や住宅使用料などに収入率の低下が見受られますので、負担の公平性や財源確保の上からもより一層、収入率の向上に努めていただきたいと思います。 一方、歳出におきましては、中核市移行関連事業、介護保険制度実施への対応や保育園の延長保育の充実などの市民福祉、教育相談事業の充実、新川小学校校舎改築など教育や住みよい生活環境の整備など、市民生活にかかわりの深い重点施策について、所期の目的に沿って取り組み、各分野の水準の向上に努められてきた決算と評価したいと思います。 次に、特別会計の各決算についてでありますが、各会計とも歳入歳出において前年度と比較して大幅に減少しています。事業内容が悪化している会計もありますが、全体としては執行内容についてそれぞれの予算方針に沿って適切に図られ、所定の成果を上げられていると認めます。 以上、各会計の決算については、それぞれ認定といたしますが、長期化する景気の低迷から、今後とも本市の財政環境は厳しいことが予測されます。中核市となり、地方分権が更に進む中、多くの行政需要が見込まれることから、なお一層の行政の効率化、財政の健全化を図って市民生活の向上と市政のレベルアップを図っていただくことを期待して、討論といたします。 ○夏目忠男議長 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。 これより採決に入ります。 初めに、議案第101号から議案第104号まで、及び議案第114号から議案第142号までの以上33件を一括採決いたします。各案に対する委員長の報告は可決であります。各案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    夏目忠男議長 御異議なしと認めます。従って、各案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第105号平成10年度豊橋市一般会計歳入歳出決算認定についてから、議案第107号平成10年度豊橋市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの以上3件を一括起立により採決いたします。各案に対する委員長の報告は認定であります。各案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 ○夏目忠男議長 起立多数であります。従って、各案は認定することに決定をいたしました。 次に、議案第108号から議案第113号までの以上6件を一括採決いたします。各案に対する委員長の報告は認定であります。各案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、従って、各案は認定することに決定をいたしました。 次に、承認第3号から承認第6号までの以上4件を一括採決いたします。各案に対する委員長の報告は承認であります。各案は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認めます。従って、各案は承認することに決定をいたしました。 次に、11請願第4号放課後児童健全育成事業の充実に関する請願を起立により採決いたします。本請願に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本請願は趣旨採択と決定することに賛成の方の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 ○夏目忠男議長 起立多数であります。従って、本請願は趣旨採択と決定をいたしました。 次に、請願第5号を採決いたします。本請願に対する委員長の報告は採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認めます。従って、本請願は採択することに決定をいたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次に、日程第49.議案第143号公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 直ちに提案者から提案理由の説明を求めます。総務部長。 ◎佐野昌宏総務部長 ただいま上程されました議案第143号につきまして御説明を申し上げたいと思いますので、議案つづりの80ページを御覧いただきたいと存じます。 公平委員会委員の選任についてでございますけれども、下記備考欄に記載してございます福井規之さんが、平成11年12月23日をもちまして任期満了となります。その後任といたしまして、宮下町143番地の1にお住まいの中村成人さんを選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 なお、同氏の略歴等につきましては、81ページ、82ページに記載してございますので、御照覧いただくようお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。 ○夏目忠男議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 討論なしと認め、これにて討論を終わります。 これより採決いたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認めます。従って、本案はこれに同意することに決定をいたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次に、日程第50.豊橋市選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。 では、初めに、豊橋市選挙管理委員会委員に木村武四さん、佐藤知一さん、鮎京修治さん、黒川しず代さんを指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました方々を選挙管理委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認めます。従って、ただいま指名いたしました方々が当選をされました。 次に、補充員に、第1順位・松井啓晏さん、第2順位・大木達雄さん、第3順位・浅井洋子さん、第4順位・谷野仁朗さんを指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました方々を補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認めます。従って、ただいま指名いたしました方々が当選をされました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次に、日程第51.報告第13号平成10年度豊橋市一般会計継続費精算報告書についてから、日程第54.報告第16号専決処分の報告についてまでの以上4件を一括議題といたします。 直ちに各件の報告を求めます。財務部長。 ◎平松裕史財務部長 それでは、私から報告案件につきまして御説明させていただきますので、お手元の水色の別冊報告議案つづりをお願いいたします。 1ページでございますが、報告第13号地方自治法施行令第145条第2項の規定に基づきまして、平成10年度一般会計継続費の精算報告をさせていただくものでございます。 2・3ページをお願いいたします。表の一番左から款・項・事業名となっておりまして、次の全体計画の欄が継続費として議決をいただきました年度ごとの予算額でございます。そして、中ほどの実績欄が決算額、一番右の比較欄が予算額と決算額の差引額となっております。 平成10年度に完了いたしましたのは、事業名欄にありますように豊橋リサーチパーク造成事業でございますが、事業内容につきましては御案内かと存じますので、説明を省略させていただきます。 比較欄の年割額と支出済額との差の欄の一番下の計欄におきまして差額が生じておりますが、事業実施に伴うガス工事負担金の残が主なものでございます。 次に、4ページをお願いいたします。続きまして報告第14号でございます。地方自治法第241条第5項の規定に基づきまして、平成10年度豊橋市土地開発基金運用状況について報告をさせていただくものでございます。 5ページでございますが、基金の状況でございます。総額は6億円でございます。土地の購入総額、購入面積、運用貸付総額、基金回転率は記載のとおりでございます。 基金の運用状況といたしましては、土地につきましては決算年度中運用状況という欄が真ん中にございますが、これが10年度におきます取得と処分を表したものでございまして、土地につきましては、取得をいたしましたものが8,129.06平方メートル、処分をいたしましたものが886.02平方メートルということで、10年度末におきましては基金といたしまして7,354.06平方メートルの土地を持っているというものでございます。運用貸付につきましては、豊橋市土地開発公社に運用貸付をいたしました金額を表示したものでございます。また、現金につきましては、現在持っている金額ということでございまして、この (1)から (3)を合算いたしますと、決算年度末現在高ということでございまして、6億円になっているものでございます。 次に、6ページをお願いいたします。これはただいま御説明申し上げました土地についての取得・処分、それから運用貸付金と決算年度末の土地の保有状況の明細でございます。 続きまして、7ページをお願いいたします。報告第15号でございます。同じく地方自治法第241条第5項の規定に基づきまして、平成10年度豊橋市国民年金印紙取扱基金運用状況につきまして報告をさせていただくものでございます。 次の8ページをお願いいたします。まず、基金の状況でございますが、総額2億円の基金を運用して、57億5,800万円の印紙を購入いたしました。印紙購入総枚数、基金回転率につきましては記載のとおりでございます。 次の、2基金運用状況、 (1)国民年金印紙でございますが、各月における印紙の受入れ、払出しの動きを表しており、平成10年度末には一番下の計欄に記載のとおり1億159万8,520円の印紙を保有するものでございます。 次に、現金でございますが、これは基金の現金の動きでございまして、2億円の基金のうち印紙を購入した残りでございます。平成10年度末の現在高といたしましては、記載のとおり9,840万1,480円となっており、印紙の年度末現在高と合計いたしますと、基金の総額の2億円となるものでございます。 以上で報告第13号から報告第15号の報告を終わりまして、引き続きまして報告第16号専決処分の報告についてを御説明いたしますので、厚い方の議案つづりの最後になりますが、123ページをお願いいたします。 報告第16号専決処分の報告についてでございます。地方自治法第180条第1項の規定に基づき、昭和38年会第2号の議決により、損害賠償の和解及び額の決定について次ページのとおり専決処分をしたもので、同条第2項の規定により報告をさせていただくものでございます。 処分内容について説明をいたしますので、124ページをお願いいたします。専決処分したものは、カーブミラーが強風のため倒れたことにより相手方車両を損傷させたもの1件と、交通事故の関係のもの3件の計4件でございます。 1件目でございますが、平成11年9月15日、豊橋市草間町字寺東25番地先の市道上におきまして、電話線の架設工事中の相手方高所作業車に根元の腐食していましたカーブミラーが強風のため倒れまして、相手方車両を損傷させたものでございます。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分をしたものでございます。 2件目ですが、平成11年8月30日、豊橋市富久縞町字西ノ坪26番地先の信号機のない交差点において、本市職員の運転する道路作業車が右折したところ、右から走行してきた相手方小型乗用自動車に誤って接触しまして、相手方車両を損傷させたものでございます。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分をしたものでございます。 3件目でございますが、平成11年10月8日、豊橋市下地町字橋口126番1地先の路上におきまして、本市職員の運転するごみ収集車が測量作業のため設置してあった相手方所有の測角儀、これは光学測定機器ということでございますが、これに誤って接触いたしまして、当該機器を損傷させたものでございます。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分をしたものでございます。 4件目でございますが、平成11年7月15日、豊橋市牟呂町字公文88番1地先の信号機のない交差点におきまして、本市職員の運転するごみ収集車が直進したところ、右から走行してきた相手方原動機付自転車に誤って接触をしまして、相手方車両を損傷させたものでございます。今回、示談によりまして和解が成立いたしましたので、ここに記載の日をもちまして専決処分したものでございます。 それぞれ相手の方に対しましては多大な御迷惑をおかけしたことを深くおわびいたしますとともに、職員の交通事故等につきましては、今後ともあらゆる機会を通じまして注意を喚起し、交通安全等の徹底を図るとともに、再発防止について一層の努力を払ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で報告を終わります。 ○夏目忠男議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 質疑なしと認め、質疑を終わります。 これにて報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ただいま藤原孝夫議員ほか10名から、議案第18号新国立病院に「精神科病棟」「外来診療部門」「結核病棟」及び「一般診療科目」の充実を図り、その早期建設を求める意見書、議案会第19号介護保険制度の充実に関する意見書及び議案会第20号年金制度の充実を求める意見書が提出されました。 お諮りいたします。この際、各案を日程に追加し一括議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。 直ちに各案を一括議題といたします。事務局書記に各案の要旨を朗読させます。議事課長。 ◎四宮正恒議事課長 (要旨朗読)      (前文は以下のとおり)議案会第18号  新国立病院に「精神科病棟」「外来診療部  門」「結核病棟」及び「一般診療科目」の  充実を図り、その早期建設を求める意見書 新国立病院は、国立療養所豊橋東病院敷地を有効に利用し、その南側隣接地を取得し整備が進められており、その早期建設が期待されています。 同病院は、4部門の政策医療を基本に実施していくことが発表されていますが、診療科目等、詳細は明らかにされていません。 これまで国立病院での精神障害者における医療は、本人及び家族が安心して社会生活を営むことが可能な支援の一つとして貢献してきました。このような背景から、新病院においても精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の整備の一環として「精神科病棟」「外来診療部門」の整備が求められています。 また、地域住民の関心の高い一般診療(内科、小児科、外科)の確保についても多くの市民要望が寄せられています。 よって、政府におかれましては、地域の期待にこたえることのできる新国立病院の建設に関し、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。           記1 新病院の早期建設を進めること。1 「精神科病棟」「外来診療部門」「結核病棟」 及び「一般診療科目」の充実を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。  平成11年12月20日              豊橋市議会内閣総理大臣+大蔵大臣  |厚生大臣  |あて自治大臣  +議案会第19号  介護保険制度の充実に関する意見書 介護保険法が平成9年12月に成立して以来、市町村は介護保険制度の円滑な施行に向け、施設整備や官民一体となった介護の地域システムづくりに努めてきました。 しかし、要介護認定も始まり制度施行直前となった今、政府は介護保険法の円滑な実施に向けての特別対策として「介護保険料一時凍結」や「介護する家族への現金給付」など制度の根幹にかかわる部分の見直しを発表しました。 介護保険制度は、地方主導による制度運営であるため地方分権の試金石とも言われていますが、現在の核家族化や少子化といった社会現象に伴い、介護者不足や高齢者が高齢者を介護するといった「老老介護」により、介護疲れや要介護者への虐待などが社会問題化したこと、また今後更にこうした高齢者が増加することから「介護問題」を社会全体で支え合っていこうという趣旨から生まれたものです。 もちろん、今回の見直しの中にある「親を介護する美風」を大切にしようという趣旨から生まれた「介護する家族への現金給付」にしても、こうした風土がいまだに強く残った市町村もあることと思います。 しかし、こうした施策も政府主導による全国的な施策というよりは、介護の状況を知る市町村がその実態に合わせ実施することが最も効果的であり、また国民の共感も得やすいものと考えています。 この制度の円滑な導入を考えたとき、全国民が必要とするサービスを受けられるための基盤整備と新たな制度施行に対する国民負担への軽減こそが最も必要なことです。 よって、政府におかれましては、国民の期待にこたえることのできる介護保険制度の構築に向け、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。           記1 介護サービス基盤整備に対する助成措置等の充実を図ること。1 市町村独自施策による高齢者への負担軽減策に対して財政的支援を図ること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。  平成11年12月20日              豊橋市議会内閣総理大臣+大蔵大臣  |厚生大臣  |あて自治大臣  +議案会第20号  年金制度の充実を求める意見書 国民の生活設計にかかわる年金制度は、国民の老後の生活を支えるもので、その安定的運用が行われることが望まれています。 ところが政府の年金改革関連法案には、賃金スライドの廃止などによる支給額の削減や支給開始年齢の引き延ばし、在職老齢年金制度の改正などが盛り込まれており、厚生省の今回の試算によると、生涯に受け取る年金総額は、現行より1,000万円も減額になるものです。 今日の経済状況のもとで、国民にとって60歳代前半の雇用の方向が明確にならない中、年金の一層の充実が求められています。 よって、政府におかれましては、国民が老後の生活設計を安心して行える年金制度の充実を図られるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。  平成11年12月20日              豊橋市議会内閣総理大臣+大蔵大臣  |厚生大臣  |あて自治大臣  + ○夏目忠男議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 質疑なしと認め、これにて質疑を終わります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております各案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。     〔「進行」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 討論なしと認め、これに討論を終わります。 これより採決いたします。各案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○夏目忠男議長 御異議なしと認め、従って、各案は原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上で本定例会の会議に付議された事件の審議はすべて終了いたしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これにて平成11年12月豊橋市議会定例会を閉会いたします。     午後2時21分閉会 以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するため署名する。 豊橋市議会議長  夏目忠男 豊橋市議会副議長 市川健吾 豊橋市議会議員  近田明久 豊橋市議会議員  伊藤秀昭...